私の娘は気管切開患者です。
小さなうちは入浴介助もまだ短時間でスムーズに行えましたが成長するとその作業がだんだん大変になります。
絶対に気管に入らないよう様々な工夫をしましたがやはり絶対にという事は難しく、度々気管に入ってしまいます。
そして思春期になれば親からの介助を嫌がったりもします。
なるべくなら安全に一人で入浴させてあげたいのですが、その願いをかなえてくれる製品はありませんでした。
そこで、自分で補助具を作り、同じ悩みを持つ方たちに届けるために、合同会社ネックガードフロンティアを設立しました。
Redy for(株)のクラウドファンディングにて知的財産取得を目的としたプロジェクトを実施し、多くの方々のご賛同を受けてシャワープロテクタ®を開発、令和3年9月に発売を開始いたしました。
狭い気管を支えるためにカニューレという管を喉から挿入し呼吸を確保する気管切開。
誰だって自分の体やこどもの体に傷をつけることは耐え難いのですが、命を優先するための処置です。
気管切開は健やかな状態を保つということがとても大変で、ちょっとした風邪でも吸引カテーテルが手放せないほど痰があふれ出たりします。
自分の痰で呼吸が苦しくなって嘔吐してしまう事もあるため、3~5分おきの吸引を何日も続けなければならないこともあります。
入浴にはもっとも気を配らなければなりません。
看護師さんから "浴槽のお湯は胸下まで、気管切開孔に絶対に水が入らないように” と教わります。
お湯が肺にまで入ってしまう事もあるからです。
まだ身体が小さなうちは、介助者が片手で支えて仰向けで素早く洗うことが出来ますが、成長するにつれ洗髪の仕方が変わります。
膝に乗せ美容室のようにあお向けスタイル、これも小学校3年生位が限度でしょう。
タオルを2重に巻く方法や、気管切開部より頭部を下げた状態での洗髪など、それぞれのご家庭で様々な工夫をして入浴しておられますが、気管切開孔やカニューレから液体が入ってしまうことが時折あるようです。
子供の成長と共に親も年を取り体力も劣ります。
成人の患者さんも同じように苦労をされています。
そしていつかは、誰かしらの介助を必要となることもあるかもしれません。
私たちネックガードフロンティアは、患者様もご家族様も安全に、安心して生活が出来るようになってほしいと願っています。
私たちの製品はオンラインショップでお求めいただけます
シャワープロテクタ®️
二重構造により、気管切開部へのシャワーの飛沫や首から伝う液体の侵入を防ぎ、安心して入浴が出来るようにサポートします。
永久気管切開患者さま、カニューレを留置している患者さまでもご利用可能です。
アシストホルダー(気管切開チューブホルダー)
人工鼻やスピーチバルブ等の重さでしだれてしまうチューブを支えるアシストホルダーです。
カニューレと違ってチューブを支える事が出来ない仕様の気管切開チューブを支持しガーゼを挟む事が出来ます。
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から